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8月のherbstory~ジャスミン [香りの物語]

8月は獅子座の月。

ギリシア神話では、勇者ヘラクレスに与えられた「12の試練」のうち最初の試練「ヌメアの森の獅子退治」に登場する獰猛な人食い獅子が獅子座となっています。

三日三晩の激しい戦いの果てに、獅子は倒されてしまいますが、その気高さと力そして勇気が称えられ、女神ヘラによって天に上げられ星座となりました。

正々堂々と自分の持てる力を尽くして困難にも立ち向かう百獣の王「獅子座」。
彼らの守護星が太陽系の中心である「太陽」であることも頷けます。


パワーに満ち自己実現の意思を持つ獅子座と親和する今月のハーブは「ジャスミン」。

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麝香のようなエキゾチックで甘美な香りは「精油の王様」として称えられます。

ジャスミンはペルシャ語のヤースミーン(神の贈り物の意)に由来し、その高貴な香りは皇帝やスルタン達のお気に入りであり続け、富と愛の象徴となりました。

蒸し暑い夜に花開き、夜明け前から収穫が行われますが、その採油量は僅かで、精油は非常に高価。
ジャスミンが最も高価な精油の一つであるという事実は、獅子座がこの香りに魅せられる理由でもあります。


☆心への働き☆
自信を失った時や無気力になった時、太陽のような光とポジティブさを心に与え、暗闇から抜け出すのをサポートしてくれます。

☆体への働き☆
ホルモンバランスを整え月経に伴うトラブルを緩和し、子宮収縮作用が出産を促進し、産後うつを和らげます。

☆肌への働き☆
肌を軟らかくし弾力を回復させます。

☆サトルアロマ☆
ハイヤーセルフとつながり、隠された真実を明らかにします。
月の満ちる時は、愛の成功に使い、月の欠ける時は、不誠実さを発見するために使います。

☆主な種類☆

「マツリカ(茉莉花)」・・・ジャスミン茶の香りづけに利用される品種。
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「ハゴロモジャスミン」・・・日本でよく栽培されている品種。花数と香りが魅力。
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ジャスミンの開花が始まる夜明け前は、暗闇が青く染まり、地平線がオレンジ色に輝く時。
アーユルヴェーダでは「ブラフマ・ムフルタ」と呼ばれる神聖な時間といわれ、理想的な起床時間でもあり、心身を清浄に導くとされています。
特に夏の夜明け前は、清々しく心地よい時間ですので、早起きを始めてみてはいかがでしょうか?

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7月のherbstory~カモミール [香りの物語]

7月は蟹座の月。

ギリシア神話では、ヘラクレスとヒドラ(ヘビの化け物)の戦いの時に、友人であるヒドラを助けるために登場した大きな蟹が、ヘラクレスに踏みつぶされてしまい、それを悲しんだ女神ヘラが天にあげて「蟹座」となったと伝えられています。

自分を犠牲にしても愛する者を守る蟹座。
母性と優しさを象徴する月を支配星に持つことも頷けます。

そんな慈愛といたわりに満ちた蟹座と親和する今月のハーブは「カモミール」。

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花言葉は「逆境に負けない」「謙虚と忍耐」です。

古代エジプトでは神と太陽に捧げられ、アングロサクソン人は「九つの聖なるハーブ」の一つとし、何世紀もの間、民間療法において主要な薬草として使用され、その香りには「全ての不運を取り除く魔法の力がある」と信じられていました。

フルーティーでリンゴを思わせる香りは、潜在意識までも届き、私たちを母なる優しさで包み込みます。
そして、蒸留の錬金術がブルーの「アズレン」を含んだエッセンセンシャルオイルを生み出し、優れた抗炎症作用をもたらしました。

☆心への働き☆
カモミールは平和の青い毛布のように、精神的ストレスや過去のトラウマを和らげ、それが原因で起きている痛みも緩和し、不安で眠れない夜には安眠をもたらします。
また、古い習慣や考え方にこだわった心を優しく解きほぐします。

☆体への働き☆
消化器系の不調、不眠、冷えや生理痛などの緩和に役立ちます。

☆肌への働き☆
肌を柔らかく整え保湿し、炎症を鎮静させる他、抗アレルギー作用がかゆみを抑えます。

☆サトルアロマ☆
人との意志の疎通をはかり上手なコミュニケーションを望む時、感情を抑えて冷静に話し合いたい時に使うとよいでしょう。

☆ガーデニング☆
近くの植物を元気にするといわれ「植物のお医者さん」と呼ばれています。連鎖障害の対策や害虫防除などコンパニオンプランツとしても重要です。

☆ジャーマンとローマンの違い☆
ハーブティーではジャーマン種(1年草)、エッセンシャルオイルではローマン種(多年草)が主に使用されます。簡単な見分け方は、ジャーマンの葉には香りがなく、ローマンの葉にはリンゴの香りがあります。

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カモミールの癒しが必要な時期。
気温の変化や高湿度がもたらす憂鬱な日々の心と体を和らげ、太陽の季節に向けて準備をしましょう。
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山羊座月の香り~ティートリー [香りの物語]

1月の香りは、浄化と強さの香り「ティートリー」。
気を整え、心に自信を与え、身体を健康に導く「お守りの香り」は、新年のスタートを迎える山羊座月にふさわしいエッセンシャルオイルです。

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★プロフィール
学名:Melaleuca alternifolia
科名:フトモモ科
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
香り:鋭くフレッシュ、植物の「生きるエネルギー」を感じる力強い香り。
ノート:トップ
ブレンドファクター:3
星座:山羊座
支配星:土星
チャクラ:第5チャクラ
使用方法:芳香浴、アロマバス、トリートメント等
禁忌:敏感肌

★ストーリー
シャープな葉を持つティートリーは、樹高7~8mまで成長し、春には白い花を密集して咲かせます。
オーストラリアの先住民アボリジニ達の伝統薬として、ケガや皮膚の治療に長い間使用されており、その薬効は、第二次世界大戦時にオーストラリア兵の常備薬になったほど。
現在では精油の持つ「並外れた殺菌力」が集まり、様々な機関で研究されています。

★精油の作用
(身体)菌やウイルスなど様々な感染症を予防し免疫力を高めます。
(肌)炎症を抑え傷を治し皮膚のあらゆるトラブルに。真菌性やアトピー性の皮膚炎に。
(心)不安を和らげ自信を与えます。気持ちを強く持ちたい時、再スタートしたい時に。
※アロマストーリーでは、インフルエンザや花粉症の予防、シラミのケアに購入される方が多いです。

★マジカルエナジー
・ネガティブな気の浄化(場所というよりも自分自身を浄化したい時に)。
・やりたい事を表現したい時(何がしたいのかわからない時に気付きを与える)。
◎ティートリーを1滴、湯船に垂らした沐浴を7日間続けると変化が訪れます


ティートリーで健やかな山羊座月を。

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